今季初の「やぶ活」が行われたことをここに報告する。
会長以下5名の有志により、坂の貝峠を起点として午前中は神行堂山(しんぎょうどうざん)午後は惣内山(そうないさん)の火防線をたどり、麓の里へ降りるコースをやぶ活した。
今月中旬には草刈り機なども持ち込んでのやぶ活予定があるため、本日の作業は蘖(ひこばえ)を切ったり、枯れ枝や倒木をどける程度。
秋の草花が顔を出す。
シーズン初なので、ルート上に問題がないかチェックしたり、今後の展開についての検討を行ったり、
かつてイヌワシの入谷ペアが生息していた場所のレクチャーを受けたりと、ゆるゆると秋の山歩きを楽しんだ。
神行堂山の山頂にはこんなかわいらしい祠がある。
麓へ降りるルートをしばし進むと倒木に行く手を阻まれる。
それを越えても、さらに激坂が続きかなり過酷なルートであった。
油断してはいかん。
昼休憩を挟み、再び坂の貝峠から反対側の惣内山へ。
ここで、午前中の激坂ダメージにより数名リタイア。
こういう時は大人って便利だ。
別行動をとれば済む。
惣内山の中腹には蔵王権現という権現様が祀られている。
御神木がとにかくカッコいい。
こちらも激坂かつ一部道消失のため、装備は山仕事仕様がおすすめだ。
火防線プロジェクトは南三陸町を囲む分水嶺の火防線とそこに至るトレイルを再整備し、
林業との連携を模索しながらイヌワシの狩り場を確保し、
南三陸町の町鳥であるイヌワシが空を舞う環境を取り戻す試みである。