かつて山火事の延焼防止のために山々の稜線部に延々と開かれていた帯状の無樹林地である「火防線」。管理放棄されヤブと化した火防線跡地を再び刈り払い、開けた山の環境を好む動植物の生息場所を回復し、そうした生態系ピラミッドの頂点にいる南三陸町の町の鳥・イヌワシを呼び戻そうと、南三陸ネイチャーセンター友の会が中心となって動き出した火防線トレイル整備。その活動の初期からご支援いただいているアウトドア衣料メーカーであるパタゴニアさん作成のフィルム「共生のために走る」が公開されています。

フィルムの英題は ”Run to find balance”

パタゴニア・アンバサダーで、2015年の秋からずっと南三陸町に通い続けてくださっているプロ・トレイルランナーの石川弘樹さんを中心に、人と自然、林業とイヌワシ、アウトドア・スポーツと地域社会など、これまで二項対立として捉えられがちだった構図が、対話と協働によって共生へと向かう道ゆきの可能性が描かれていると思います。

 多くの方にご覧いただきたいと思います!

(鈴木)

「共生のために走る」 -Patagonia Stories-
https://www.patagonia.jp/stories/run-to-find-balance/video-132315.html

 

(参考)パタゴニアさんによる過去の南三陸イヌワシ火防線プロジェクト動画

http://m-inuwashi.jp/inuwashi_trail_mov/