初夏の浜辺を淡いピンク色に彩るハマヒルガオ。南三陸町でも咲きました!

浜辺を覆う、ハマヒルガオの群落

ハマヒルガオ1
砂浜で咲くハマヒルガオ

広く日本沿岸部に分布するハマヒルガオ。
ピンク色の花が一斉に咲くと、まるでピンク色の絨毯のようです。

浜辺で生育する、ハマヒルガオの戦略!

ハマヒルガオが海岸で生育できるには彼ら独自の戦略があるためです。

その戦略とは・・・種子が水に浮く!

ハマヒルガオは浜辺で花を咲かせて種子をつけます。その種子は波にさらわれて海を漂い、また浜辺へとたどり着き、そこで根をおろします。

ちなみに、小学校などで育てるアサガオの種子は水には浮きません。
一度試してみてください。

戦略は二段構え

アサガオはつる植物。ハマヒルガオももちろんつる植物ですが上へは伸びて行かず、地を這うように成長します。そして地下に網のように根をはります。万が一高潮にあっても、へっちゃらなのです。

ハマヒルガオを見に出かけよう!

ハマヒルガオ2
ピンク色の愛らしい花

今年はもうお花も終わりの時期ですが、このハート形の葉を目印に近くの海辺にハマヒルガオを探して見てください。来年きっと海のお花見を楽しむことができますよ!