山と海に囲まれた自然豊かな南三陸町では、春、夏、秋、冬とその時季によって山と海の様々な旬の味を楽しむことができます。今年の4月末、南三陸ネイチャーセンター友の会では旬の山菜を採って天ぷらにして食べる、会員限定のツアーを実施しました。
今回の採取場所は南三陸ネイチャーセンター友の会、会員の持山です。
以前から、採った山菜を野外で天ぷらにして食べたいと思っていた事を、友の会メンバーに相談したところ、話が盛り上がり、そのまま実施する事になりました。
当日は、植物に詳しいメンバーに食べられる植物、食べられない植物について詳しく教えてもらいながら、山の中を散策したのですが、これが本当に楽しかった!!室内で図鑑を眺めて知るのではなく、実際にフィールドに出て、教えてもらうだけで、童心にかえりワクワクしました。
天然の「うど」も発見!!
普段天然ものは見たことが無かったので見つけた瞬間は「レアもの」GET!という気持ちに。
その後も「ヨモギ」、「コゴミ」、「タラの芽」なども採取、野外観察しながら下山しました。
下山後は、庭先にて採取した植物の仕分け、下処理を行い調理開始!!
今回の調理方法のメインは「天ぷら」でしたが、爽やかな香りが楽しめる「天然うど」の一部はスライスし、そのまま食べました。鼻に抜けるその香りは、春を感じさせるもので、なぜかありがたい気持ちに笑
カラッと揚げるための天ぷら粉の溶き方を教えてもらい、採取した山菜の天ぷら調理に期待が膨らみます。
燃焼機器には友の会メンバーが普段使用している「ロケットストーブ」を使用。
燃焼効率の良さが特徴で少しの薪木で調理が出来る優れものです。
準備が整い遂に、油に山菜投下!
揚がる音が食欲をそそります。
そして実食!!
「採った山菜を野外で天ぷらにして食べたい」、その目的が達成できた瞬間でした!
自分たちで採ってきて、調理したからなのか、サクサクあつあつの天ぷらは普段食べるものより美味しく食べることが出来ました。
実食後はみんなで後片付け。
最後に。
普段自然豊かな南三陸町に住んでいながら、仕事に追われ、自然に触れる機会が少なくなっていたのを実感していた時に、南三陸ネイチャーセンター友の会メンバーに出会い、自身も会員になりました。元々南三陸町の自然の中で、色んな遊びを学んだからなのか、自然の話題で盛り上がれるこの会の活動は、自身にとって南三陸町の良さを感じさせるものになっています。
これからも、こういったゆる~く自然を楽しむような活動を通じて、南三陸町の魅力を感じていけたらと思います。