『南三陸子ども自然史ワークショップ』の準備も佳境に入っている。
まるで文化祭前夜だ。
初老になってこんなことになろうとは、人生とは異なものよ。
そんななか、帰宅すると庭でなにやら光っている。
ホタルだ。
癒やされる…
ことはない。
なぜなら、そこにいるのはヒメボタルだからだ。
起動ランプと見紛う光。
ゲンジボタルが「ゆーらゆら」なら、ヒメボタルは「チカッチカッ」である。
そもそもゲンジボタルやヒメボタルの光の質は、ろうそくの光よりLEDに近い印象を受ける。
この辺りに興味がある方はスペクトル解析した研究が各所から発表されているので、そちらをあたられたし。
癒やされはしないが、見たいものではなく、ただそこにあるものを見ようと襟を正す夜。