夏のはじまり

自然史研究者はずるい。
毎日が夏休みだ。

調査と称して、海にもぐったり、虫とりをしたり、鳥を見に行ったり、化石を掘ったり、夜ふかしして星を見たり、永遠に続く夢の日々だ。

まして、研究者としての義務すら負っていないアマチュアとなれば、ただひたすら楽しいだけである。誠に申し訳ない。子どもたちにばれたら、ずるいとのそしりはまぬがれまい。
バチが当たらないうちに、何か恩返しをしなければ。

南三陸子ども自然史ワークショップで、自然の魅力を少しでもお伝えできたなら幸いである。

暑いなか、足を運んでくださった皆様には、感謝しかない。
やる気満々で来てくれたのに、混んでいてできなかった子どもたちには申し訳ないことをした。なんとかするから、こりずに、また来てください。そしていつか、フィールドで会いましょう。