『南三陸子ども自然史ワークショップ』の準備も佳境に入っている。
まるで文化祭前夜だ。
初老になってこんなことになろうとは、人生とは異なものよ。
そんななか、帰宅すると庭でなにやら光っている。
しばらく前から、いまかいまかと待ちわびていた季節がやってきた。梅雨入り前の青空の下、朝からすでに暑いくらいの南三陸町入谷。山の桑の木を訪ねると、黒々と熟した桑の実があった。このあたりでは桑の実を「くわご(桑子)」と呼ぶ。枝にいっぱい実をつけた桑の林に入ると、ついつい次から次へと手を伸ばしてしまう。時々口にも放り込みながら、袋いっぱいのくわごが穫れた。
山と海に囲まれた自然豊かな南三陸町では、春、夏、秋、冬とその時季によって山と海の様々な旬の味を楽しむことができます。今年の4月末、南三陸ネイチャーセンター友の会では旬の山菜を採って天ぷらにして食べる、会員限定のツアーを実施しました。