ヤブが呼んでいる

朝晩めっきり冷えるようになったと思ったら、もう11月。
里の柿やりんご、海の牡蠣やアワビなどなど、食欲の秋も満開といったところ。
<南三陸イヌワシ火防線プロジェクト> トレイル整備プログラムもいよいよ間近となりました。
このイベントでは、1日目にトレイルを巡り、2日目に藪を伐り拓いてトレイルを整備します。


先日は山麓の集落の人たちが集まって、毎年恒例の登山道刈り払いを行いました。
背丈を越えるようなススキが繁茂していましたが、登山口から祠のある山頂まで、20名くらいで1時間半。さすが手慣れた人たちの作業だといつもながら驚きます。
ついでに道の脇に顔を出したキノコもゲットするところ、さすがです。

友の会メンバーも、負けじと(というわけではありませんが)山頂から先の薮に突っ込みました。

3月に刈り払ったところは、気持ちのいいトレイルとなっていました。
もともとは山火事の延焼をくい止める防火帯として、山麓の人たちが毎日交代で見回りをし、草木一本生えないように守っていた径。
人が歩かなくなった今、鹿さんたちがトレイルの保守をしていた模様。だって歩きやすいもんね。
下見では、ピョコピョコと顔を出した幼木やトゲトゲいちごなど、気になったものだけ消えていただきました。
もったいなくてトレイル脇に挿し木した山椒は根付くかな。。

その先は、草や雑木、赤松などの倒木、そして終盤は密集した細い灌木の薮。
ここが、イベント2日目の現場です。
手強そうなところもありますが、でも大丈夫。

友の会メンバーがトレイルとなる場所に目印をつけました。
当日は、プロのきこりさんが先行して刈り払い機やチェーンソーで障害物をやっつけてくれます。
里山から町境いの主稜線を目指し、薮に埋れたかつての火防線を刈り払って、自らの手でトレイルを伐り拓く楽しみにわくわくします。
まってろよ、薮。

1日目のトレイルの下見も行いました。
倒木やトゲトゲいちごなど障害物もありますので、強度のある衣類など、装備はしっかりとお願いしたいです。

1日目の休憩場所や、2日目の山頂お昼ご飯では、ロケットストーブを使って地元の食材を調理しておもてなしする予定です。
お楽しみに。

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