春はあけぼの

春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。 これを読むと清少納言は京都住まいだったのだなと思い至る。 ここ南三陸の大部分において、日の出は海、日の入りは山である。水平線 […]

夏は夜

夏である。 連日の暑さもあり、バテ気味になってる御仁も多かろう。 文明の利器の恩恵に預かれるならば大いに利用し、ご自愛ください。 さて、ここ南三陸町では暑いと言っても熱帯夜はほとんどない。 夜は快適に動ける。星見が捗る。 […]

夜空に惑う

惑星という名称、冷静に考えれば失礼だ。星は惑ったりしない。 単に名付け親の主観だ。 他の星を無視して、せかせかと進んでいたかと思えば突然逆行しはじめる落着きのない星がある。明るさも変わるし。他の星と違うから名前つけるか。 […]

月は赤いか

今月は忙しい。 スーパームーン、しぶんき座流星群、惑星大集合、そして月食。ブルームーンでもある。 おちおち寝ていられない。 やむを得ず昼寝をする。 全般的に夜というより未明〜夜明けにかけて観察に最適な時間帯が訪れることが […]

空はいつでも

年の瀬である。 皆さまにおかれましては、年越しの準備も万端整いぽっかりと暇な時間が訪れるころであろうかと思う。 あるいは準備はないという潔さもまたよし。 覚えているだろうか。 三大流星群は盆暮れ正月。 正月の流星群は「し […]

12月といえば

師走は忙しい。 坊さんは走るし、サンタクロースは空を駆けるし、クリスマスだのお節料理だの年越しそばだの大掃除だの、年賀状だの年末進行だの。12月は仕事に遊びに家事に励むことになっている。 しかし、所詮これらは人の都合。暦 […]

中秋の名月されど雲隠れ

中秋の名月に曇。よくあることだ。 雨が降ったがやんだので気にしない。冬用ダウンを着ていても寒いが気にしない。自然観察は思い通りにいかない。よくあることだ。 月が雲に隠れている間、西に沈みつつある土星を見たり、北斗七星の6 […]

中秋の名月をめでる

気づけば、すっかり秋である。 日は短くなったし、稲穂は実るし、空が高い。 そんな秋の夜空にはケフェウスファミリーが勢揃いだ。 ケフェウス父さん、カシオペヤ母さん、アンドロメダ嬢ちゃん、お婿さんのペルセウスはメドゥサの首持 […]